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ファンディングコストとは?

CFDでは、買いでも売りでも、それぞれのポジションを日をまたいで持ち越すことによって、「ファンディングコスト(金利)」というものが発生します。

基本的に、買いポジションではファンディングコストを支払い、売りポジションではファンディングコストを受け取ることができます。

「ファンディングコスト」とはポジションに対する金利のことで、オーバーナイト金利または資金調達コストとも呼ばれています。

株価指数CFDおよび株式CFDにおいて「買いポジション」を保有している場合は、ファンディングコストの支払いが生じますが、「売りポジション」を保有している場合は、原則ファンディングコストを受け取ることができます。ただし、当該国の指標金利が低金利(通常2.0%未満)の場合、「売りポジション」でも支払いとなります。

ファンディングコストは保有しているポジションを1日、2日と持ち越すことによって発生するもので、デイトレード(日計り売買)では発生しません。このファンディングコストがかかることから、CFD取引はアクティブな投資に向いており、長期投資には不向きです。

CFD取引は購入代金の全額を支払うことなく、維持証拠金の範囲内でポジションを保有できますが、保有したポジションによって購入金額に対する金利が発生します。

買いポジションを保有した際は「購入代金=借入金」になりますので、日々金利を支払うことになります。反対に、売りポジションを保有した際は「売却代金=貸付」となりますので、日々金利を受け取れることになります。

この金利分をファンディングコストといい、日をまたいで(日本時間7:00/夏季は6:00)ポジションを待ちこした場合に発生します。

ファンディングコストの算出に使われる金利は、当該国の指標金利(LIBOR等)が中値となり、買いポジションの場合は「指標金利+2.0%」の支払い、売りポジションの場合は「指標金利-2.0%」の受取りとなります。

そのため、当該国の指標金利が低金利(通常2.0%未満)の場合は、売りポジションであっても支払いとなります。

【ファンディングコストの計算方法】

<買いポジションの例>
A社株の買いポジションを450円で1,000株、日をまたいで保有。
終値が500円、指標金利(円LIBOR)が0.35%だった場合。

買いポジションの際の公式:
終値 × 株式数 × (指標金利+2%) ÷ 360日(1日分) = ファンディングコスト

500円×1,000株×(0.35%+2.00%)÷ 360日=32.6円→32.6円の支払い

<売りポジションの例>
B社株の売りポジションを450円で1,000株、日をまたいで保有。
終値が500円、指標金利(円LIBOR)が0.35%だった場合。

売りポジションの際の公式:
終値 × 株式数 × (指標金利-2%)  ÷ 360日(1日分) = ファンディングコスト

500円×1,000株×(0.35%-2.00%)÷ 360日=▲22.9円→22.9円の支払い
(指標金利が2.0%未満だったため、受取りではなく支払いに)

株式CFDでショートポジションを保有している場合、株式信用取引でいう貸株料や逆日歩は発生しませんが、株式の借入れコスト(借株コスト)が発生する場合があり、この金額は当該適用金利(年率)によって計算され支払う必要があります。

借株コストは証券会社がカバー取引において当該株式市場で実際に借株を行い、手数料が発生した際に上乗せコストなしで投資家に請求するものです。なお、借株コストはマーケットの状況により事前の通知なく変更になることがありますのでご注意下さい。