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株式CFD取引の計算例

FXOnline Japan(エフエックス・オンライン・ジャパン)での株式CFD取引の計算例は以下の通りです。

【株式CFDの買い取引】

Step1:ポジションを保有する
A社株(日本株)が今後上昇すると予想し、売気配値1,499/買気配値1,500のときに、3000株の買いポジションを保有したとします。このとき、取引によって発生する金額の詳細は以下のようになります。

総取引金額:買値1,500円×3000株=4,500,000円
必要な維持証拠金:総取引金額4,500,000円×10%(※1)=450,000円
※1:A社株の取引に必要な維持証拠金率を10%と仮定します。

ちなみに、もし同額の資金で現物株を購入しようとした場合は、300株しか購入できないことになります。

取引手数料:総取引金額4,500,000円×取引手数料率0.105%(※2)=4,725円(税込)
※2:日本株の取引手数料率は0.105%です。
取引手数料は清算時に売取引をする際にも発生します(Step2参照)。

未実現損益: スプレッドは1円(買値1,500-売値1,499)、1円の値動きで±3,000円(=1円×3,000株)の損益が発生しますので、5円上昇(売値1,504/買値1,505)すれば未実現利益が発生します。

Step2:ポジションを清算する
<株価が上昇した場合>その後、予想通りA社株は上昇し、売値1,600/買値1,601に達したところで3,000株すべてを清算することにしました。本取引での利益金額は下記の通りです。

●損益の計算
売総取引金額:売値1,600円×3,000株=4,800,000円
買総取引金額:買値1,500円×3,000株=4,500,000円

取引手数料:売取引5,040円(4,800,000円×0.105%)+買取引4,725円=9,765円

⇒損益額:売総取引金額4,800,000円-買総取引金額4,500,000円-取引手数料9,765円=+290,235円

<A社株が下落した場合>その後、予想に反しA社株は下落してしまい、売値1,400/買値1,401に達したところで3,000株すべてを清算することにしました。本取引での損失金額は下記の通りです。

●損益の計算
売総取引金額:売値1,400円×3,000株=4,200,000円
買総取引金額:買値1,500円×3,000株=4,500,000円

取引手数料:売取引4,410円(4,200,000円×0.105%)+買取引4,725円=9,135円

⇒損益額:売総取引金額4,200,000円-買総取引金額4,500,000円-取引手数料9,135円=▲309,135円

なお、株式CFD取引における総損益の計算には、ファンディングコストと配当金の調整を考慮する必要があります。例:売り取引にて、これら調整額の計算を含んだ取引例をご覧いただけます。

【株式CFDの売り取引】

Step1:ポジションを保有する
B社株(日本株)が今後下落すると予想し、売気配値1,500/買気配値1,501のときに、1,000株の売りポジションを保有したとします。このとき、取引によって発生する金額の詳細は以下のようになります。

総取引金額:買値1,500円×1,000株=1,500,000円
必要な維持証拠金:総取引金額1,500,000円×20%(※1)=300,000円
※1:B社株の取引に必要な維持証拠金率を20%と仮定します。

取引手数料:総取引金額1,500,000円×取引手数料率0.105%(※2)=1,575円(税込)
※2:日本株の取引手数料率は0.105%です。取引手数料は清算時に買取引をする際にも発生します(Step4参照)。

Step2:ファンディングコストを計算する
株式CFD取引にてポジションを保有した際、ファンディングコストと配当金(下記参照)の調整が行われます。ファンディングコストは日をまたいで(日本時間7:00/夏時間6:00/ロンドン時間22:00)ポジションを持ち越した場合に発生し、指標金利を用いて算出された金額が受け払いされます。

・日本株の指標金利(円LIBOR1ヶ月物)が0.20%(※±2.00%)、前日終値が1,500円の場合 ⇒ファンディングコスト:1日当たり75円の支払い(1,500円×1,000株×(0.20%-2.00%)÷360日)

(※)買いポジションの場合は「指標金利+2.0%」の支払い、売りポジションの場合は「指標金利-2.0%」の受け取りとなります。よって、指標金利が低金利(通常2.0%未満)の場合、売りポジションであっても支払いとなります。

Step3:配当金を計算する
B社株の権利付最終日を持ち越して保有すると、配当金の調整が行われます

・売りポジションを保有し、1株当たりの配当金額5円が発生した場合⇒配当金:5,000円(5円×1,000株)の支払い

Step4:ポジションを清算する
その後、予想通りA社株は下落し、売値1,119/買値1,200に達したところで1,000株すべてを清算することにしました。本取引での利益金額は下記の通りです。

●損益の計算
売総取引金額:売値1,500円×1,000株=1,500,000円
買総取引金額:買値1,200円×1,000株=1,200,000円
取引手数料:売取引1,575円+買取引1,260円(1,200,000×0.105%)=2,835円
⇒損益額:売総取引金額1,500,000円-買総取引金額1,200,000円-取引手数料2,835円=+297,165円

Step5:純損益額を計算する
取引における純損益額を計算するには、取引手数料、ファンディングコスト、配当金調整額を加算する必要があります。ポジションを30日間保有したファンディングコストの合計を2,250円(75円(※変動しなかったと仮定)×30日)とし、配当金調整額の支払いが5,000円発生したとすると、本取引での利益金額は下記の通りです。

<純利益内訳>

取引における利益額 300,000円
取引手数料 ▲2,835円
金利調整額 ▲2,250円
配当金調整額 ▲5,000円
純利益 289,915円

ひまわり証券での株式CFD取引の計算例は以下の通りです。

【株式CFDの損益計算方法】

差損益金額=(売値-買値)×株数±金利(※1)-(ミニマムチケットフィー(※2))

※1金利は、ロングポジション(買いスタート)の場合は支払いになり、ショートポジション(売りスタート)の場合は受け取りになります。但し、日本のような低金利の場合はショートポジションでも受け取り金利が発生しないこともあります。
※2ミニマムチケットフィーとは、一注文あたりの取引代金が一定の基準額未満の場合に発生する最低手数料のことです。

ソフトバンク(シンボル 9984:xtks)の取引を行った場合の損益計算方法

取引例: Bさんは、今後ソフトバンク株が安くなると予測し2/27に2,150円で300株売りました。その後、日経平均の下落とともに予測通り安くなったので、3/21に300株を1,800円で買い決済して利益を確定させました。

差損益金額
= (売値-買値)×株数±金利-ミニマムチケットフィー
=(2,150円-1,800円)×300株-0円(※)-1,000円(500円×2)
=104,000円の利益
※日本株の場合、低金利のため売りポジションを保有しても受け取り金利が発生しない場合があります。

・必要証拠金
国内現物株取引 :100円×10,000株=1,000,000円
株式CFD :100円×10,000株×10%=100,000円
※証拠金率が10%の場合。株式CFDの場合、ポジションを建てる時に必要な取引証拠金は、総約定金額(約定価格X株数)の5%から100%(証拠金率)です。

国内信用取引と株式CFD取引を比較してみます。株価100円で1万株を国内信用取引の場合と、株式CFD取引で買った場合の、差損益と必要投資資金の比較を例示します。

損益状況
  株価 現物株 損益金 株式CFD 損益金
A 140円 +400,000円 +400,000円
B 120円 +200,000円 +200,000円
C 100円 0円 0円
D 80円 -200,000円 -200,000円

必要証拠金
国内信用取引 :100円×10,000株×30%=300,000円
株式CFD :100円×10,000株×10%=100,000円
※仮に証拠金率が10%の場合株式CFD取引の場合、ポジションを建てる時に必要な取引証拠金は、総約定金額(約定価格X株数)の5%から100%(証拠金率)です。

【外国株と株式CFD取引】
株価50ドルで200株の外国株と株式CFD取引で買った場合の、差損益と必要投資資金の比較をしてみます。

損益状況
  株価 外国株 損益金 株式CFD 損益金
A 70ドル +460,000円 +460,000円
B 60ドル +230,000円 +230,000円
C 50ドル 0円 0円
D 40ドル -230,000円 -230,000円

必要投資資金
外国株取引 :50ドル×200株×115円=1,150,000円
株式CFD :50ドル×200株×115円×10%=115,000円
※仮に証拠金率が10%の場合
※上記は、1ドル=115.00円で計算した場合
※株式CFD取引の場合、ポジションを建てる時に必要な取引証拠金は、総約定金額(約定価格X株数)の10%から100%(証拠金率)です。
※さらに、ポジションを維持 する為に必要な維持証拠金はネット持高(市場価格X株数)の10%から100%(証拠金率)かかります。
※日本円以外の通貨による取引の場合、ひまわりCFD取引では取引通貨を「日本円」で一元管理している為、市場の変動リスクに加え為替の変動リスクがあります。