株式CFDでの配当金の取り扱い
株価指数CFD取引および株式CFD取引では、取引対象の株価指数の構成銘柄もしくは対象の株式に配当金が発生した場合、ポジションに対して受け払いが生じます。
配当落ち日前日の取引終了時点で買いポジションを保有している場合は受取り、反対に売りポジションを保有している場合は支払いとなります。
株式CFD取引では、各国の税制により配当金の受け払いの率(%)が異なります。
日本株の場合、買いポジションでは配当金相当額の90%を受取り、売りポジションでは100%を支払うことになります。
株価指数CFD取引の場合は、売り買いともに配当金相当額の100%の支払い、受取りとなります。
例えば、全日空株の配当落ち日に10,000株の買いポジションを保有していたとします。一株あたり5円の配当が支払われたとすると、投資家が受け取る一株あたりの配当金は4.5円(5円×90%)、全体では45,000円(10,000株×4.5円)となります。
株式CFD取引では、投資家は株主になるわけではないので、議決権や株主優待などの株主としての権利を得ることはできません。「議決権を行使したい」「株主優待が欲しい」という方は、CFDではなく現物の株式を買う必要があります。
なお、株主優待を値下がりを気にせずに手に入れる方法については、トップページを参照してください。